開議午前10時00分
○議長(鈴木喜明)これより、本日の会議を開きます。
本日の会議録署名議員に、安斎哲也議員、川畑正美議員を御指名いたします。
日程第1「議案第24号」を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木喜明)市長。
(森井秀明市長登壇)
○市長(森井秀明)ただいま追加上程されました議案第24号小樽市特別職に属する職員の給与の特例に関する条例案について、提案理由を説明申し上げます。
高島漁港区における公益通報等へのコンプライアンス委員会の調査結果につきましては、今定例会の開会に当たってお話をいたしましたとおり、いずれも通報対象事実ありと報告されましたことに対し、私といたしましては、市として適正な行政手続を進めてきたものと考えていた中で、市の認識が誤っていたとのことでありますので、市政を預かる身として、市政にかかわる全ての皆様に大変申しわけなく思っている次第であります。
この結果を真摯に受けとめ、是正措置や再発防止策を講ずる上でも、また、私の責任の取り方を検討する上でも、コンプライアンス委員会の判断とこれまでの市の認識との違いの精査が必要と考え、分区内における飲食店、物販店について、顧問弁護士の見解を求めたところであります。
その結果、これまでは、店舗の主たる利用者と従たる利用者とをしんしゃくすることなく、観光目的の店舗であるとしても、港湾施設等の従事者、利用者が見込まれる場合は、分区条例に適合にすると判断してきたことが、分区条例の拡大解釈につながった原因であることがわかり、店舗の主たる利用者が港湾施設等の従事者、利用者であるか否かを重要な判断要素であると捉えるとともに、店舗の設置目的、業種、業態等をも鑑みて総合的に判断する必要があると認識を新たにしたところであります。
このことを踏まえ、本件につきましては、管理監督責任のほか、原部から報告があったものの、過去からの誤った条例解釈を是正することなく、これを追認した市長としての責任があると考え、平成29年11月分の給与月額を10分の1減額することとしたものであります。
(「少ないんじゃないの」と呼ぶ者あり)
(発言する者あり)
なお、副市長につきましても同様の責任があるとの考え方により、同月分の給与月額の10分の1を自主的に辞退するという申し出を受けたところであり、本条例の可決後の施行にあわせ減額をする予定であります。
今後の再発防止策につきましては、分区内で建設される係留施設、飲食店、物販店等の構築物については、分区条例の別表に掲げる構築物に該当するかどうかを厳密に判断し、特に飲食店、物販店の建設に当たっては、主たる利用者を見きわめるほか、店舗の設置目的、業種、業態等をも鑑みて、総合的に判断するよう、また、港湾施設管理使用条例に基づく行政手続についても、適切な事務処理となるよう、それぞれ具体的な方法を検討してまいります。
(「ふざけてんの」と呼ぶ者あり)
是正措置につきましても、今後、事業者に対して、港湾法第40条の2第1項に照らし、撤去、移設、改築または用途変更などの是正措置を講ずることになると考えますが、分区内において本件以外にも分区条例上適合しないと思われる既存建築物の現況調査を行い、他の違反建築物に対する是正措置をどのように進めるかを含めて慎重な判断が必要となることから、引き続き、顧問弁護士に相談をしながら、適切な対応を検討してまいりたいと考えております。
(発言する者あり)
以上、概括的に説明を申し上げましたが、何とぞ原案どおり御可決を賜りますようお願いを申し上げます。
(発言する者あり)
(「早くやめたほうがいいですよ、もう」と呼ぶ者あり)
(「そうですね」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木喜明)日程第2「会期の延長」を議題といたします。
お諮りいたします。
今定例会の会期は、本日10月4日までと議決されておりますが、議事の都合により、明日から10月10日まで6日間延長いたしたいと思います。
これに、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(鈴木喜明)御異議なしと認め、さように決しました。
本日は、これをもって散会いたします。
散会午前10時05分
会議録署名議員
小樽市議会 議 長 鈴 木 喜 明
議員 安 斎 哲 也
議員 川 畑 正 美