開議午後4時35分
○議長(横田久俊)開議時刻が、予定時刻より若干遅れたことをおわび申し上げます。
これより、本日の会議を開きます。
本日の会議録署名議員に、安斎哲也議員、中村誠吾議員を御指名いたします。
再開に当たり、経過説明も含め、議長から一言申し上げます。
6月15日、安斎議員の代表質問における市長答弁において、市長は、「全て公務のために公用車を使用させていただいております」と発言されましたが、一部、私的と認められる使用をお認めになったため、私は、さきの答弁を訂正されるよう求めました。
しかし、市長の再々質問における訂正答弁では、私的使用の部分に触れられていなかったことから、質疑を中断して市長部局と議会側で答弁の調整を試みました。連日にわたる調整は、一時好転の兆しも見えましたが、結果的には頓挫し、膠着状態のまま時間が経過いたしました。市長部局からは、これ以上協議に応じられないという最終判断も示されましたことから、この状況を打破するため、再開について意見の分かれていた議会運営委員会に私の意見を伝え、議長職権による判断も視野に入れた議論を進めたところ、再開に向けて一定の合意が形成され、現在に至っているところであります。
この間の中断は、市長が明確な答弁訂正を行わなかったことに端を発したとはいえ、市議会の責任者である議長として調整に時間がかかったこと、また市長との信頼関係が十分に構築できなかったことにつきまして、議員、理事者各位、とりわけ傍聴者をはじめとする市民の皆様に深くおわびを申し上げ、謝意を表するところであります。
議会と執行機関の長は、その権限、職責を分担しながら二元代表制による対立、対等の立場を堅持しつつ、チェック・アンド・バランスの原則に従い、両者はお互いに権限を侵すことなく、又は反対になれ合いのないよう運営をしなければならないと常に思っております。
我々には、難局を乗り越える知恵と先達から授かった豊富な経験則があります。今日の再開は、そうしたことを地道に駆使して打開を図った結果と思っております。
今後も意見の対立はあるかと思いますが、議会が正常に運営できますよう努力を重ねていきたいと思います。
日程第1「議案第1号ないし議案第3号及び議案第5号ないし議案第20号」を一括議題といたします。
これより、6月15日に引き続き、会派代表質問を行います。
議事の都合により中断しておりました安斎議員の会派代表質問を続行いたします。
この際、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)市長。
○市長(森井秀明)6月14日の本会議におきまして、安斎議員の御質問に対し、「私が公用車を私的に使用したことはございません」「全て公務のために公用車を使用させていただいております」と答弁をいたしました。
私といたしましては、私的な目的で公用車を使用したことはありませんので、そのような思いから、このような答弁をさせていただいたところであります。
平成28年3月12日、5月15日の2件におきまして、時間の限られた中、公務と公務の間、公用車での移動中に法要のお参りに立ち寄った事例がありました。つきましては、本答弁中の「私的に使用したことはございません」を「私的な目的で使用したことはございません」に、「全て公務のために使用させていただいております」を、「公務の途中に私用で立ち寄らせていただいたことはありましたが、私としましては、全て公務遂行のために使用をさせていただいております」に訂正をさせていただきたいと思います。
なお、このたびの私用による立ち寄りは、法要のお参りに行くことに際し、公務から公務への移動中に立ち寄らざるを得なかったものであり、社会通念上、許容される範囲であると認識をしておりますので、御理解をいただくようお願いを申し上げます。
この間、私の発言の調整にお時間をいただきまして、心より感謝を申し上げます。
○議長(横田久俊)次に、理事者から発言の申出がありますので、これを許します。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)福祉部長。
○福祉部長(日栄聡)安斎議員の周産期に係る再々質問の中で、小樽協会病院への補助金が当初予算に計上されていないので、その分を子育て支援に充てればよいのではないかという質問がありましたが、それに対しまして、一部答弁漏れがございましたので、お答えいたします。
小樽協会病院への補助金につきましては、平成28年度当初予算編成時に支援のあり方について検討していたところではございますが、その時点では、小樽協会病院の動向などが流動的でしたので、当初予算には計上しておりませんでした。
小樽協会病院への支援につきましては、6月に設置いたしました北後志周産期医療協議会での議論なども踏まえ、今後、必要な場合は、補正予算の計上をするなど検討していきたいと考えております。そのため妊婦の皆様などへの支援につきましては、今後どのようなニーズがあるのか調査することも視野に入れ、どういう手だてがあるか研究していきますので、小樽協会病院への支援、補助とは分けて考えてまいりたいと思います。
○議長(横田久俊)以上をもって、会派代表質問を終結いたします。
(「議長、1番、どんな理由であれ公用車を私事に利用したのは事実であり、市民の税金を使って森井秀明氏個人の私的な利用は決して許されることではなく、森井市長は、しっかりと市民に説明するとともに、素直に市民に対して謝罪を求める動議」を提出いたします」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、1番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)1番、秋元智憲議員。
(1番秋元智憲議員登壇)(拍手)
○1番(秋元智憲議員)どんな理由であれ公用車を私事に利用したのは事実であり、市民の税金を使って森井秀明氏個人の私的な利用は決して許されることではなく、森井市長は、しっかりと市民に説明するとともに、素直に市民に対して謝罪を求める動議について、提案趣旨説明をいたします。
市長は、本会議において、公用車の私的利用について、「このたびの私用による立ち寄りは、法要へのお参りに際し、公務から公務への移動中に立ち寄らざるを得なかったものであり、社会通念上、許容される範囲であると認識をしておりますので、御理解をいただきますようお願いを申し上げます」と発言いたしました。理由はどうあれ、私用での立ち寄りは私事であり、市長がどのように認識しているかは別として、しっかりと市民に説明し、素直に市民に対して謝罪をするのは当然と考えます。
以上、提案趣旨説明といたします。(拍手)
(「議長、18番、議事進行について」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)18番、佐々木秩議員。
○18番(佐々木秩議員)ただいま動議が提出されましたけれども、それについて検討する時間を若干いただきたいということで休憩を求めますが、議長の御判断をお願いいたします。
○議長(横田久俊)ただいま、佐々木議員から検討するための休憩をというお話がありました。もし、今、判断できるのであればしていただきたいのですが、それができないということですね。御判断できないということですね。どのぐらいの時間がかかるでしょうか。時間が押しておりますので、議事運営上ですね、もし……
(「議長、18番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)18番、佐々木秩議員。
○18番(佐々木秩議員)議事の進め方にかかわるのだと思うのですが、私の聞き及ぶところでは、この後も何本か動議が出るとお聞きしています。そのたびにその聞いた内容について一つずつ休憩をいただいて検討しなければならないということであれば、議長がおっしゃるように時間が延々とかかってしまうことになりますので、何とかそこのところを時間短縮という方法が果たして議会であり得るのであれば、そのような方法をとっていだきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(横田久俊)私も聞いているところでは、まだ何本か動議が出されるようでありますので、そのたびに休憩をとるという話にはできませんし、御案内のように時間もこういう時間になっておりますので、できるだけ速やかに御検討いただきまして、再開に向けたいと思いますので、検討のために暫時休憩をいたします。
休憩午後4時46分
――――――――――――――
再開午後6時30分
○議長(横田久俊)休憩前に引き続き、会議を再開します。
これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、22番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)22番、新谷とし議員。
(22番新谷とし議員登壇)(拍手)
○22番(新谷とし議員)日本共産党を代表して、先ほど提出されましたどんな理由であれ公用車を私事に利用したのは事実であり、市民の税金を使って森井秀明氏個人の私的な利用は決して許されることではなく、森井市長は、しっかりと市民に説明するとともに、素直に市民に対して謝罪を求める動議に対して否決の討論を行います。
公用車の私的利用については、現在のところ市長が私的な目的で使用したことを認めておりません。それに、どんな理由であれというのはどういう範囲か、公用車使用の範囲もルールも明確に決められていない中で判断できません。
これらを含め、これからの議会議論で明らかにすることであり、否決を主張し討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「議長、2番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)2番、千葉美幸議員。
(2番千葉美幸議員登壇)(拍手)
○2番(千葉美幸議員)公明党を代表し、どんな理由であれ公用車を私事に利用したのは事実であり、市民の税金を使って森井秀明氏個人の私的な利用は決して許されることではなく、森井市長は、しっかりと市民に説明するとともに、素直に市民に対して謝罪を求める動議に、賛成の立場で討論いたします。
森井市長は、安斎議員の再三の追及に「正法寺と正林寺に関しましては私自身の私用でございます」と一部公用車の私的な利用を認めました。これは、市長が考える理由はどうあれ、市民の税金を使って公用車を私的利用したことは事実であり、市長が先ほど述べられたように、社会通念上、許容される範囲であると認識していたとしても、説明責任は逃れられるものではありません。森井市長は、しっかりと公用車の私的利用に関して市民に丁寧な説明をするとともに、素直に市民に対し謝罪すべきと考えます。
以上、議員各位の賛同を求め、賛成の討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、反対討論はありますか。
(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)6番、石田博一議員。
(6番石田博一議員登壇)
○6番(石田博一議員)無所属議員として、どんな理由であれ公用車を私事に利用したのは事実であり、市民の税金を使って森井秀明氏個人の私的な利用は決して許されることではなく、森井市長は、しっかりと市民に説明するとともに、素直に市民に対して謝罪を求める動議に対して反対の討論を行います。
市長のような特別職においては土曜日も日曜日も祝日もなく、そのような状況の中で、人として個人的要件もこなしていかなければなりません。公務と公務の間ということは、次の公務の遂行のために時間的制約を顧みながら、途中で立ち寄るなどということは多くの市民も認めるところであります。
現在、私の手元には、前市長の公用車の運転記録があり、森井市長以上に不可解な点が見受けられます。では、前市長のときは公用車を私用で使っていなかったのかと、一切使っていなかったのかと、逆にお聞きいたします。あまりにもしゃくし定規な動議であり、あきれております。
皆様方の賛同をお願いしまして、私の討論を終わります。
(「討論になっていないよ」と呼ぶ者あり)
(発言する者あり)
(「全然討論になってないでしょう」と呼ぶ者あり)
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)反対討論はありますか。
(「議長、18番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)18番、佐々木秩議員。
(18番佐々木秩議員登壇)
○18番(佐々木秩議員)民主党を代表して、本動議に反対の立場で討論を行います。
安斎議員の代表質問では、いまだ明確になっていない部分があると考えます。これからの議会議論の中で事実関係をはっきりさせてから、必要に応じて改めて市長の姿勢や行動等について、我々会派も判断、協議していきます。
よって、現段階の動議については反対をいたしますが、決して市長の今回の主張を認めているわけではないことを申し添えて討論といたします。(拍手)
(発言する者あり)
(「それはないよ佐々木さん」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)さらに討論をする議員はいませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)討論を終結し、これより採決いたします。
(3番髙橋龍議員退席)
(4番中村岩雄議員退席)
(5番安斎哲也議員退席)
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
(3番髙橋龍議員着席)
(4番中村岩雄議員着席)
(5番安斎哲也議員着席)
動議が可決されました。理事者から発言の申出があれば、これを許しますが、ございますか。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)市長。
○市長(森井秀明)先ほどからお聞きいたしますと、動議はこの1本だけではないというふうにお聞きしておりますので、全ての動議を終えた後に、発言する機会を与えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
(「議長、1番、議事進行について」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)1番、秋元智憲議員。
○1番(秋元憲明議員)市長は、ただいま全て動議を聞いてからというふうに言われましたけれども、動議はまだ数本ありますし、進んでいくうちに時間も費やしますので、内容を覚えているうちに、ぜひ市長には真摯に議会と向き合うと言われていますので、それぞれの動議が終わった時点で発言していただきたいと思います。
また、議長からも促していただきたいと思います。
○議長(横田久俊)秋元議員の議事進行にお答えします。
私が今、申し上げたのは、動議が可決した後、理事者から発言の申出があれば許すということであります。必ず発言をしてくださいとは、私の立場ではそこまでは言えません。
ただ、発言してほしい気持ちはありますが、市長の意向で全ての答弁が終わった後ということでありますので、これは強制できませんので、申しわけないですけれども、次の動議があれば進めさせていただきたいと思います。
(「議長、11番、「公務の途中で立ち寄るの「立ち寄る」の言葉の定義の説明を求める動議」を提出します」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ただいまの動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、11番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)11番、斉藤陽一良議員。
(11番斉藤陽一良議員登壇)(拍手)
○11番(斉藤陽一良議員)公務の途中で立ち寄るの「立ち寄る」の言葉の定義の説明を求める動議について、提案趣旨の説明を行います。
森井市長は、本日、安斎議員の代表質問での本答弁を訂正する際に、「公務から公務への移動中に立ち寄らざるを得なかった」と発言されております。しかし、通常「立ち寄る」とは、出発地から目的地までの移動途中に、予定していなかったが、思いつきで寄ることにしたなど偶然性が強いものであり、滞在時間も短時間であると思われます。市長の発言の中にある「立ち寄る」は、通常の定義とは異なっているものと思われますので、森井市長自身の「立ち寄る」の定義の説明を強く求めるものであります。
以上、本動議に対する各議員の賛同を求め、提案趣旨説明といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、7番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)7番、高野さくら議員。
(7番高野さくら議員登壇)(拍手)
○7番(高野さくら議員)日本共産党を代表して、ただいま提出されました公務の途中で立ち寄るの「立ち寄る」の言葉の定義の説明を求める動議に対して否決を主張し、討論を行います。
この動議は質問そのものであり、これからの予算特別委員会や総務常任委員会で議論することであることから、否決を主張し、討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)9番、松田優子議員。
(9番松田優子議員登壇)(拍手)
○9番(松田優子議員)公明党を代表し、公務の途中で立ち寄るの「立ち寄る」の言葉の定義の説明を求める動議について、賛成の討論を行います。
森井市長は、本日の発言で、「公務の途中に私用で立ち寄らせていただいたことはありましたが」と発言されています。通常「立ち寄る」とは、出発地から到着地への移動途中において、その道のりの途上又はその近傍の特定地域への比較的短時間の一時的、偶発的停止又は居留をいうものと解されますが、本日の発言によれば市長のお考えは通常の定義とは異なっていると思われますので、森井市長自身の「立ち寄る」の定義について説明を求める必要があると考えます。
以上、全議員の賛同を呼びかけて討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)ほかに討論はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ないようであります。
討論を終結し、これより採決いたします。
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
(「議長、9番、「森井市長に、議会答弁における発言の重みを認識するとともに、昨年からの毎定例会で答弁を訂正、削除していることに対して市民にわかりやすく説明することを求める動議」を提出いたします」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ただいまの動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、9番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)9番、松田優子議員。
(9番松田優子議員登壇)(拍手)
○9番(松田優子議員)森井市長に、議会答弁における発言の重みを認識するとともに、昨年からの毎定例会で答弁を訂正・削除していることに対して市民にわかりやすく説明することを求める動議の趣旨説明を行います。
森井市長は、就任以来、毎定例会の議会議論において、みずから発言した内容に責任を持たず、場当たり的な答弁に終始してきたことで、市内外に誤解と不信を招いてきました。また、そのたびに答弁の訂正、削除が繰り返され、議会の空転と混乱に至っています。このような状況が今後繰り返されないためにも、森井市長には、みずからの発言の重みを認識していただきたく、答弁訂正、削除について市民にわかりやすく説明することを求め、提案趣旨の説明といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、21番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)21番、川畑正美議員。
(21番川畑正美議員登壇)(拍手)
○21番(川畑正美議員)日本共産党を代表して、ただいま提出されました、森井市長に、議会答弁における発言の重みを認識するとともに、昨年からの毎定例会で答弁を訂正、削除していることに対して市民に説明を求める動議に対して否決を主張し、討論を行います。
(「何で」と呼ぶ者あり)
今定例会は、各会派代表質問が終わったところです。公明党も代表質問を行い、これまでの議会での発言や答弁を毎定例会で訂正、削除していることについては質問する機会もありました。そのような場面を通じて市長の説明を促すべきであります。
各議員は、この後、委員会などで議論する場もあります。また、昨年の定例会で答弁を訂正、削除していることに、今の時点でなぜ市民に説明を求めなければならないのか理解できません。
(「わからないからだ」と呼ぶ者あり)
したがって、本動議に対しては否決を主張し、討論といたします。(拍手)
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はございますか。
(「議長、1番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)1番、秋元智憲議員。
(1番秋元智憲議員登壇)(拍手)
○1番(秋元智憲議員)公明党を代表し、森井市長に、議会答弁における答弁の重みを認識するとともに、昨年からの毎定例会で答弁を訂正、削除していることに対して市民にわかりやすく説明することを求める動議に賛成の立場で討論をいたします。
森井市長は、市長就任以来、毎定例会でみずからが発言、答弁した内容について、答弁訂正、答弁の削除を頻繁に行っていますが、森井市長の発言の訂正・削除は、通常では考えられないような状況にまで至っております。
昨年、第2回定例会では、過去にも内申がない昇任人事もあったと発言し問題となり、みずから調べた結果、そのような事実はなかったとして答弁を削除。第3回定例会では、職員人事に関係して助言をしたとされる方からは、相談をされたこともないと一蹴されました。また、今、紹介した過去に昇任内申がない人事もあったと再び答弁し、一度削除した発言を繰り返したことで議会が混乱しました。
第4回定例会では、参与本人が職員時代にかかわっていなかったと認めた除雪計画にあたかもかかわっていたと言い張りましたが、後に議事録に主語をつけ加えるなどし、混乱を与えました。
今年の第1回定例会では、みずからの後援会が発行した森井ひであき後援会通信で、議会、市民、マスコミを何の根拠もなく批判しました。後援会通信については、記者会見でみずから発言した内容を議会で追及されるや、一転して記者会見での発言を訂正、削除したいと言い張り、マスコミの発言をも自分の都合のいいように操作しようとし、マスコミからは、「事実を積み重ね真実を伝えるのがジャーナリズムの本分であり、今回の森井市長の虚偽の話への訂正を承諾することは、ジャーナリズム自体の存在を否定することになり、決してあり得ないのは自明の理である。森井市長は、議会議論にもあったとおり、本会議の虚偽発言こそを訂正し陳謝すべきであり、記者会見録を変えることは断じて許されることではない。よって、森井市長の要請を受け入れることはできない」と切って捨てられました。
ここまで議会を混乱させ、後にその原因は何らかの錯誤と発言したことは、議会のみならず、市職員、市民をも驚愕させました。このような異常な状況、混乱は、全て市長の発言に端を発していることは、紛れもない事実であります。
(「そうだ」と呼ぶ者あり)
一日も早くこの異常な状況を改善しなければ、市政の停滞が続き、市民の不安を増長させるだけです。
よって、森井市長には、みずからの発言に責任を持ち、慎重に発言をするよう求め、これまでの毎定例会において答弁を訂正・削除が続いていることに対し、市民にわかりやすく説明を求めます。
以上、議員各位の賛同をお願いし、賛成討論といたします。(拍手)
(「そうだ」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ほかに討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ないようであります。
討論を終結し、これより採決いたします。
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
(「議長、2番、「市長は、答弁に整合性がなく、議会で虚偽答弁ともとられかねない発言があり、議会と真摯に向き合い、的確で誠実な答弁を心がけていれば、このような混乱は避けられたはずで、市長には、議会制民主主義に鑑み、円滑な議会議論を求める動議」を提出いたします」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ただいまの動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、2番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)2番、千葉美幸議員。
(2番千葉美幸議員登壇)(拍手)
○2番(千葉美幸議員)市長は、答弁に整合性がなく、議会で虚偽答弁ともとられかねない発言があり、議会と真摯に向き合い、的確で誠実な答弁を心がけていれば、このような混乱は避けられたはずで、市長には、議会制民主主義に鑑み、円滑な議会議論を求める動議について、提案趣旨説明いたします。
6月14日から今日まで議会が空転したそもそもの原因の所在はどこにあるのか。森井市長にあるのは明白です。
そもそも14日の安斎議員の代表質問への答弁で、「私が公用車を私的に使用したことはございません」また、「全て公務のため公用車を使用させていただいております」とはっきり答弁なさいました。
しかし、その後、公用車を自身の私用で使ったことを認めていながら、発せられた言葉は、「公務遂行のために使用させていただいております」です。これは公用車を私的使用した事実を御自分の都合のいいように解釈した虚偽答弁ともとられかねない発言であり、そもそも初めから私的な使用の事実を認め、議長が再三促したように一言本会議の場で謝罪すれば、このような混乱は避けられたはずです。
私たち市議会議員は、市民の負託を受けて行政の監視、政策の提案を行い、議決することが大きな役割であり、議会と市長がしっかり向き合い、議論を重ねるべきです。強弁を繰り返し、真摯に議会と向き合おうとしない市長の姿は、市民感覚とかけ離れている、そのように自覚すべきであり、あまりにもかたくなな政治姿勢は、議会制民主主義を無視していると言われても仕方がありません。
したがって、このたびの混乱の責任は森井市長にあり、本動議を提出いたします。
以上、提案趣旨説明といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、8番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)8番、酒井隆裕議員。
(8番酒井隆裕議員登壇)(拍手)
○8番(酒井隆裕議員)日本共産党を代表いたしまして、ただいま提出されました動議に対し、否決を主張し、討論を行います。
確かに、市長の不的確な答弁により、今定例会もとまることになりました。ただし、議長の冒頭発言にありましたように、一時好転の兆しが見えたことは、議員各位も同じ気持ちであったと思います。
日本共産党は、とまった原因である答弁訂正が形をとれている以上、議会を再開し議会の場で議論をすることを求めてまいりましたが、自民党と公明党が再開に時間が欲しいということで遅れたこともあり、この問題も今後の委員会等で審議を深める問題であると考え、否決を主張し、討論といたします。(拍手)
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「議長、11番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)11番、斉藤陽一良議員。
(11番斉藤陽一良議員登壇)(拍手)
○11番(斉藤陽一良議員)公明党を代表し、市長は、答弁に整合性がなく、議会で虚偽答弁ともとられかねない発言があり、議会と真摯に向き合い、的確で誠実な答弁を心がけていれば、このような混乱は避けられたはずで、市長には、議会制民主主義に鑑み、円滑な議会議論を求める動議について、賛成の討論を行います。
森井市長は、6月14日、新風小樽安斎議員の代表質問への答弁で、「私が公用車を私的に使用したことはございません」「全て公務のために公用車を使用させていただいております」と明確に発言されております。
しかし、翌15日の再々質問に対する答弁では、「正法寺と正林寺に関しましては、私自身の私用でございます」と公用車を自身の私用で使ったことを認めた後にも、なお、「私としましては、全て公務遂行のために使用させていただいております」などと強弁し、「公務から公務への移動中に立ち寄らざるを得なかった」など言いわけを並べ立てておられます。
どう言いわけをしようと、公用車を私的に使用した事実は明らかであります。民主主義の根本である事実をないがしろにして、自分の都合のいいように口先だけで言い逃れようとする姿勢は、議会制民主主義に対する冒涜であり、その責任は森井市長自身にあることを認めるべきであります。市長には、議会制民主主義に鑑み、円滑な議会議論を求めるものであります。
以上、全議員の賛同を呼びかけて賛成討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、反対討論はありますか。
(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)6番、石田博一議員。
(6番石田博一議員登壇)
○6番(石田博一議員)ただいまの公明党の動議について、反対の立場で討論を行います。
森井市長の議会答弁については、きちんとした予算や政策においては、実に明快にお答えになっていると思います。
(発言する者あり)
私に言わせれば、予算や政策以外のおよそ答弁に値しないような質問が出たときには、必要最小限にお答えしているとの認識でございます。決して議会と向き合っていないなどという発言は根も葉もないものと考えます。
皆様方の賛同を求めまして、私の討論といたします。
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)反対討論はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)討論を終結し、これより採決いたします。
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
(「議長、14番、「先ほどの市長の発言の内容について、不正確な内容を述べていることに対する説明を求める動議」を提出します」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ただいまの動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、14番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)14番、中村吉宏議員。
(14番中村吉宏議員登壇)(拍手)
○14番(中村吉宏議員)先ほどの市長の発言の内容について、不正確な内容を述べていることに対する説明を求める動議についての趣旨を説明します。
先ほどの市長の発言の中で、市長は、本答弁中の「私的に使用したことはございません」を「私的な目的で使用したことはございません」にと発言されておられますが、公務と公務の間の使用については、目的はあくまでも私的目的であり、公的目的遂行のためではありません。
したがって、この発言も正確性を欠いていると言わざる得ないものであります。これだけ長時間にわたり議会を空転させ、その上、さらに不正確な発言を行うとは、もはや議会軽視の領域を超えているものと考えます。まずはこの点に関し、しっかりとした説明を求めるものであります。
よって、先ほどの市長の発言の内容について、不正確な内容を述べていることに対する説明を求める動議の提案、その趣旨説明といたします。議員皆様の賛同をお願いいたします。(拍手)
○議長(横田久俊)これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)20番、小貫元議員。
(20番小貫元議員登壇)(拍手)
○20番(小貫元議員)ただいま提出されました動議について、否決を主張して討論を行います。
この動議については、大変問題のある動議だと思います。何より市長の発言については、議会運営委員会の中で各会派の意思を固めた上で市長の発言というものが成り立っているものです。議会運営委員会で取り上げたこと自体をほごにするような今の動議については、今までの議会運営委員会の中での議論を無視するものであり、否決を主張します。
以上、討論といたします。(拍手)
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「議長、13番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)13番、酒井隆行議員。
(13番酒井隆行議員登壇)(拍手)
○13番(酒井隆行議員)自民党を代表し、先ほどの市長の発言の内容について、不正確な内容を述べていることに対する説明を求める動議について、賛成の立場で討論をいたします。
先ほどの市長の発言では、説明不足と言わざるを得ないものであり、正確性を欠く内容であると考えます。したがいまして、なぜ私用の部分が私的目的ではないのか、しっかりとした説明を求めます。
(発言する者あり)
以上、議員各位の賛同を求め、討論を終わります。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、反対討論はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)反対討論はないようですが、賛成討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ないようであります。
討論を終結し、これより採決いたします。
(3番髙橋龍議員退席)
(4番中村岩雄議員退席)
(5番安斎哲也議員退席)
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
(3番髙橋龍議員着席)
(4番中村岩雄議員着席)
(5番安斎哲也議員着席)
(「議長、23番、「市長の先ほどの発言について、謝罪の発言がなかったことへの説明を求める動議」を提出いたします」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ただいまの動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、23番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)23番、山田雅敏議員。
(23番山田雅敏議員登壇)(拍手)
○23番(山田雅敏議員)市長の先ほどの発言について、謝罪の発言がなかったことへの説明を求める動議の提案趣旨説明を行います。
市長の修正発言の内容について、謝罪の意思を酌み取ることはできません。社会通念上、訂正をする場合には、直接的な相手である議会、間接的な相手である市民に対し、謝罪が伴って当然であります。
ところが、その謝罪がただいまの発言中には見当たりません。
よって、市長には、謝罪の発言がなかったことへの説明を求める動議を提出し、議員各位の賛同をお願いし、趣旨説明といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)20番、小貫元議員。
(20番小貫元議員登壇)(拍手)
○20番(小貫元議員)ただいまの動議に対して、否決を主張して討論を行います。
謝罪については、まず議会運営委員会として、市長に求めました。しかし、それはなしということで、その前提の上の議論で議会を再開することになりました。
(発言する者あり)
この問題については、やはり委員会等で行うべきであり、否決を主張します。
以上、討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「議長、25番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)25番、前田清貴議員。
(25番前田清貴議員登壇)(拍手)
○25番(前田清貴議員)自民党を代表して、市長の先ほどの発言について、謝罪の発言がなかったことの説明を求める動議について、賛成の立場で討論いたします。
趣旨説明にもあったとおり訂正等の際には、その相手方に対し謝罪があってしかるべきであります。それは、社会生活を営む人であれば当たり前のことであります。この点、市長におかれましては、なぜ謝罪をしないのか。対象である我々に御説明をいただくのが筋であると考えます。
(「そうだ」と呼ぶものあり)
以上により本動議に賛成し、各会派、各議員皆様の御賛同をお願いして討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、反対討論はございますか。
(「議長、8番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)8番、酒井隆裕議員。
(8番酒井隆裕議員登壇)(拍手)
○8番(酒井隆裕議員)ただいま提案されました動議に対し否決を主張し、討論いたします。
先ほど来述べているとおり、こうした問題については、議会の場で議論をするべき問題であります。
したがいまして、今後の委員会等で審議を深めていただきたい、そのことを主張し、討論といたします。(拍手)
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)次に、賛成討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)賛成討論はないようですが、反対討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)討論を終結し、これより採決いたします。
(3番髙橋龍議員退席)
(5番安斎哲也議員退席)
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
(3番髙橋龍議員着席)
(5番安斎哲也議員着席)
(「議長、15番、「公用車の使い方に関するより明確な見解を求める動議」の提出を行いたいと思います」と呼ぶ者あり)
(「賛成」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ただいまの動議は賛成者がありますので、成立いたしました。
直ちに、本動議を議題とし、提出者から趣旨の説明を求めます。
(「議長、15番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)15番、濱本進議員。
(15番濱本進議員登壇)(拍手)
○15番(濱本進議員)公用車の使い方に関するより明確な見解を求める動議の提案趣旨説明を行います。
先ほどの森井市長の発言内容では、公用車の使い方の認識について、「社会通念上」などという曖昧な言葉を用いるなど、まさに説明不足と言わざるを得ません。
よって、森井市長に対し、公用車の使い方に関するより明確な見解を求める動議を提出します。
なお、この動議の可決が、今後の委員会審議を阻害するどころか、より充実に寄与することを確信していることを申し添えて、趣旨説明にかえさせていただきます。
よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(横田久俊)これより、討論に入ります。
まず、反対討論はございますか。
(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)20番、小貫元議員。
(20番小貫元議員登壇)(拍手)
○20番(小貫元議員)ただいまの動議に否決の討論を行います。
この公用車の問題というのは、安斎議員が質問で取り上げた問題でして、自民党がみずから質問をしていない問題なのですが、その問題について深く聞きたいのであれば、自分で後の段階で質問していただきたいと思います。
よって、否決を主張します。(拍手)
(「問題になってるから動議で提出しているんでしょう」と呼ぶ者あり)
(発言する者あり)
(「ひどいよ、そんなこと言ったら共産党の動議だって提出できないですよ」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)お静かに。
次に、賛成討論はありますか。
(「議長、12番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)12番、鈴木喜明議員。
(12番鈴木喜明議員登壇)(拍手)
○12番(鈴木喜明議員)自民党を代表し、公用車の使い方に関するより明確な見解を求める動議について、賛成の立場で討論いたします。
先ほどの市長の訂正発言で、市長は、公務の途中に私用で立ち寄ったと述べられながら、公務遂行のために使用とも述べられております。明らかに矛盾をしている、そういうことであります。
また、公務と公務の移動中、立ち寄らざるを得なかったとのことについて、社会通念上、許容範囲と認識しているとのことですが、そもそも公用車を使う際の基準や目的の原則を定義することなく、御自分の認識だけで公用車を利用してよいのかという疑問が残ります。
(「そうだ」と呼ぶものあり)
本動議提案の趣旨にもあるとおり、より明確な見解を求めるのが妥当であると考えるものであり、本動議に賛成し、議員各位の御賛同をお願いし、賛成の討論といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)次に、反対討論はございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)反対討論はないようですが、賛成討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)ないようであります。
討論を終結し、これより採決いたします。
本動議に、賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(横田久俊)起立多数。
よって、本動議は可決されました。
もう動議はございませんか。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)7本の動議が可決をされました。この際、理事者から発言の申出があれば、これを許します。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)市長。
○市長(森井秀明)では、少し発言をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
今、7本の動議がありましたけれども、まず発端となっております公用車の件が一番主たるお話であったかと思いますので、この点についてお話をさせていただきたいと思います。
私自身は、公務を優先するがために今このような現状が起きていると認識をしているところでございます。私は、当然に平日も週末も関係なく公務を取り組ませていただいているところでございますけれども、週末にも当然に多くの公務があります。しかしながら、私も人として義を重んじておりますし、死を重んじているところでございます。それについては、全くむげにし公務だけをということにはどうしてもならないということから、私自身もそれについて、先ほどからお話しさせていただいているように法要に立ち寄らせていただいたところでございます。
しかしながら、このたびのような運用でなければ、たくさん入っている他の公務に影響しかねない、間に合わない、そのようなこともありますので、私としては、先ほどもお話しさせていただいたように社会通念上として必要な措置であり、また、そのような範囲の中で取り組ませていただいていると認識をしているところでございますし、また市民の皆様も御理解をいただいていると思っております。
(発言する者あり)
私は、死を重んじ義を重んじられている公明党の会派からこのような動議が出たことは、大変意外に感じているところでございます。
(発言する者あり)
○議長(横田久俊)お静かに。
○市長(森井秀明)答弁漏れや訂正の話も出てきているところでございます。このたびも今回の代表質問まで終えているところでございますけれども、この皆様から御質問をいただいている代表質問に対しての答弁は、職員とともに何時間もかけて、時には夜中まで一緒に皆様の質問に対して誠意を持って、そして真剣に日々取り組み、答弁書をつくらせていただいて答弁をしているところでございます。御指摘のようなところもいまだに見られているということはやはり真摯に受け止めて、これまでもそのように一生懸命取り組んでいるところでございますが、これからもそういう思いは変わらずに誠意を持って携わっていきたいと思っておりますので、今後とも引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
(「何の説明にもなってない」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)次に、石田議員から質疑及び一般質問を行いたい旨の申出がありますので、これを許します。
(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)6番、石田博一議員。
(6番石田博一議員登壇)
○6番(石田博一議員)無所属の石田でございます。
通告に従いまして、地域総合除雪業務並びに貸出ダンプ制度について質問させていただきます。
平成27年度の地域総合除雪業務は、少雪であったこともあり、ここ数年では初の予算範囲内での終結を見た注目すべき年であったと認識しております。
日ごろより市内の第1種路線から第3種路線まで、くまなく走っておられるタクシーの運転手の方々も、口をそろえて「タクシーはほとんどがFR車なので冬場は走行に大変苦労するのですけれども、今年は全然違いますね」「走りやすいですよ」と言ってくださいました。
(「単に雪が少ないということだ」と呼ぶ者あり)
出動基準を降雪量15センチメートルから10センチメートルへと変え、道路幅員の確保にも小型のロータリ車を活用するなど、新しい試みというか、実は昔に戻したというのが正しい言い方かもしれませんが、功を奏したものだと理解しております。
いずれにしても、今、雪対策課では、その検証を行っている最中だということなので、たぶん第3回定例会には結果報告がいただけるものと思っております。
(「何で」と呼ぶ者あり)
そんな中で、私の耳に少し気になる情報が寄せられております。
(発言する者あり)
今回は、第1ステーションから第7ステーションと七つのJVで除排雪を行ってきましたが、あるJVのオペレーターが、別のJVでもオペレーターとして作業しているということで、このようなことはだめだと思うのですけれども、作業日報などで確認して、このようなことが実際にあったのかどうかお答えください。
質問を変えます。
貸出ダンプ制度の特例についてであります。これは、平成22年度に明文化されたと聞いておりますが、そこに至るまでの経緯をお知らせください。
第1回定例会でも取り上げましたが、緑の第二大通にある公務員宿舎ですが、原則は「通り抜けができる道路」となっていますが、特例は一方が除雪路線に接続していると表現が変わっています。
それから、原則本来の対象は道路であるはずが、特例では、宿舎の敷地内の通路と書き換えられております。しかも、原則では、屋根の雪や駐車場の雪は排雪禁止になっていますが、特例では、作業効率上、いったん駐車場に雪を集め、そこから積み込むのであればオーケーとなっております。事実上、禁止である駐車場の雪も排雪しているのが現状です。
(発言する者あり)
加えて、ここは国有地であり、周りをフェンスで囲ってあります。入り口には、関係者以外立入禁止の看板もあり、何でこの場所を小樽市の予算を使って排雪しているのか疑問です。国道を小樽市が除排雪しているのと同じだと考えますが、見解を求めます。
(発言する者あり)
このような例は、たぶんここだけではなく、市長がおっしゃっている拡大解釈が長年にわたり横行し、貸出ダンプ制度の執行額が年々増え続けている原因の一つだと考えます。しかも、年々申請数が増えていて、ほかにもっと出動しなければならない箇所があるはずです。これは、いち早く見直しをする必要があると考えますが、取り組んでいただけますか。お答えください。
再質問を留保し、私の質問を終わります。
○議長(横田久俊)理事者の答弁を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)市長。
(森井秀明市長登壇)
○市長(森井秀明)石田議員の御質問にお答えをいたします。
初めに、地域総合除雪業務について御質問がありました。JVの除雪重機のオペレーターにつきましては、地域総合除雪のJVを構成する企業が別のJVの下請業者となり、その中でJVの除雪業務に従事するオペレーターが別のJVの下請業務に従事するオペレーターを兼ねていた事例があったことを確認しました。
次に、貸出ダンプ制度について御質問がありました。
まず、貸出ダンプ制度の特例が明文化された経緯につきましては、貸出ダンプ制度は、生活道路の排雪を行う場合で、原則として幅員が4メートル以上の通り抜けができる除雪路線に接続した道路を対象としていますが、利用団体が増加する中、生活路線の形態はさまざまであり、その都度、本制度の運用として個別の申請案件ごとに判断をしておりました。
しかし、運用については明文化をされていなかったことから、制度の公平性の確保の観点から、平成22年度に特例として明文化したものであります。
次に、公務員宿舎の除排雪につきましては、これまでの貸出ダンプ制度の特例では、幅員が原則4メートル以上ある集合住宅の通路で、一方が除雪路線に接続をしている場合については利用を認めてきました。当該公宅の通路は、入居者が管理していることを確認しており、他の集合住宅の通路と区別することはできないとの判断から利用を認めた経過があります。
しかし、この制度は、長きにわたり利用されてきた中で、市民の皆様の要望に応える形で制度の解釈の拡大が行われてきたため、見直しが必要であると考えております。
次に、制度の見直しにつきましては、ただいま答弁したとおり対象となる道路の解釈の拡大が行われてきたことから、制度本来の原点に立ち返って見直してまいりたいと考えております。
(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)6番、石田博一議員。
○6番(石田博一議員)それでは、再質問をさせていただきます。
今、市長から、実際にルール違反というのでしょうか、平成27年度小樽市共同企業体除雪業務の入札等参加申請書提出要領というのが今、手元にありまして、大項目の2番目に、今、市長がおっしゃったように、「1つの企業は複数の共同企業体の構成員になることはできません」と、はっきりとうたっているわけです。
それから、大項目の7番目に、「一旦、競争入札等参加者として決定されると、原則として年度内は、構成員の変更はできません」と書いてある。
(発言する者あり)
ですから、これについては明らかにルール違反だということで、ぜひ是正していただきたいのですが、現在に至るまで、この違反したJV並びに業者というのですか、そちらに何らかのペナルティーとか注意勧告だとか、そういったことはなされてきたのかどうかお答えください。
(「これ、新たな質問じゃないですか」と呼ぶ者あり)
それと、特例の部分についてですけれども、経緯をお話しくださいと言ったのですが、私が本当は聞きたかったのは、例えばだんだん案件が膨れ上がってきていて、どういう申請案件があって、それに対して、それをどのように判断して許してきたのか。そして、その許してもいいよと判断されたのはどなたの指示でそれが行われたかということをお聞きしたかったわけで、そういう経緯を尋ねていたのですが、私の聞きたかった内容と少しずれていたものですから、お答えできるのであればお願いしたいと思います。
(「答弁漏れというんじゃないですか、それは」と呼ぶ者あり)
最後に、これはお願いの一つですけれども、要するにいずれにしましても、詳細は、建設常任委員会のほうでやらせていただきますけれども、募集のタイミングがちょうど8月だとお聞きしております。それまでにかなり見直さなければならない部分があると思われますので、きちんと精査していただきたいと考えますが、やっていただけますでしょうかどうか、その3点でございます。
(「8月の予定なんて誰が言ったんですか」と呼ぶ者あり)
(「新しい質問はだめなんだよ」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)最初の質問は、本質問が運用した事実はあったのかという御質問で、調べたらあったという答弁でしたので、新しい質問とまでは言いきれませんけれども、グレーなところだと思います。
それから、最後の8月のうんぬんというのは本質問、本答弁にはなかったので、新しい質問の部類に入るかと思いますが、お答えができるようであればしてもらいましょう。
理事者の答弁を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)建設部長。
○建設部長(相庭孝昭)石田議員の再質問にお答えいたします。
1点目、先ほどの御質問の中でJVが一つ決まれば、ほかのJVを兼ねられないということで平成27年度小樽市共同企業体除雪業務の入札参加申請書提出要領にあるということでございますけれども、先ほど御質問の件は、JVを組んでいる業者が、別のJVのメンバーになったわけではなく、別のJVの下請として入ったという事例でございます。したがって、ここまでは現在の要領では禁止としておりませんので、そういう理解でいただければと考えております。
それから、貸出ダンプ制度のこれまでの経過ということでございますけれども、例えば、今、本則については、幅員が4メートル以上で通り抜けができているというような場合、一般的には、両側が一般的な道路ということが本則になってきていると思いますけれども、それが例えば小樽市の場合ですと、当然、坂で山に住宅が張りついていきますので、そういった行きどまりの道ができているといった中でも複数の家屋が張りついているという中で、そういったものも認めなくていいのかといったような議論があったのだろうと推測しております。そういった中で、皆さんの生活道路ですので、そこまでは利用を断ることはできないでしょうと、そういったような経過があったと思います。
それから、集合住宅につきましても、それまでの行く過程において、アプローチの中で、恐らくこれは私ども正確な記録が残っていないというのは答弁の中であったとおりでございますので推測の域を出ませんけれども、そういった途中に家屋が張りついているという中で、その集合住宅までやらなければいけませんねと、必要がありますねと、認めなければいけませんねというその当時の担当者の、若しくは課長あたりだと思いますけれども、そういった判断の中でやられてきたのだと思っております。
ただ、それが個別になってきたので、一方を認めて一方を認めないといったことにはなかなかならないだろうということで文章化をしたのだということが市長の答弁でございますので、御理解をいただきたいと思います。
最後に制度の精査につきましてですけれども、先ほど市長から答弁申し上げましたとおり事業費がかなり拡大してきていると、利用者の方も増えていると。利用されることは大変結構なことなのですけれども、拡大解釈も続いてきている中で事業費もかなり膨らんできているということがございますので、制度の原点に立ち返って検討したいということでは、現在、課題についてはどういった問題があるか、それからどういったことを検討しなければならないのか、そこにつきましては内部で、今、検討を進めているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
(「議長、6番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)6番、石田博一議員。
○6番(石田博一議員)再々質問をさせていただきます。
最初の質問の中にも言っているのですが、この緑の公務員宿舎は国有地なのです。フェンスの表側に関係者以外立入禁止となっているのです。普通、道路というのは、一般市民が不特定多数往来できる、そういうものを私は道路と呼ぶと思うのです。しかし、そこは限られたフェンスで囲われた国有地です。これは、先ほども言いましたように、例えば国道、道道を小樽市が除雪するというのと似たような感覚だと私は考えますが、その点についてはどうお考えになりますか。
○議長(横田久俊)理事者の答弁を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)建設部長。
○建設部長(相庭孝昭)石田議員の再々質問にお答えいたします。
今の場合ですけれども、私どもは、ある程度特定多数の方しか使っていないという部分かもしれませんけれども、そこについても、いわゆる土地の所有者がうんぬんということではなくて、そこに住まれている方がその道路を管理といいますか、除雪している、そういったことに着目をしておりまして、それにつきましては普通の民間のマンションといいますか、そういったものと公務員宿舎とは区別できないだろうということでやってきているというのが現状でございます。
ただ、その辺につきましては、先ほどから答弁申し上げましたとおり、いろいろこういう疑義といいますか、御質問が出るということでございますので、制度の原点に立ち返って、繰り返しになりますけれども、検討しなければならないと考えているところでございます。
○議長(横田久俊)以上をもって、石田議員の質疑及び一般質問を終結いたします。
本日は、これをもって散会いたします。
散会午後7時46分
会議録署名議員
小樽市議会議長横田久俊
議員安斎哲也
議員中村誠吾