開会午前10時00分
○議長(横田久俊)これより、平成28年小樽市議会第2回定例会を開会いたします。
直ちに、本日の会議を開きます。
本日の会議録署名議員に、石田博一議員、小貫元議員を御指名いたします。
日程第1「会期の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期を、本日から6月28日までの22日間といたしたいと思います。
これに、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)御異議なしと認め、さように決しました。
日程第2「議案第1号ないし議案第20号」を一括議題といたします。
まず、議案第1号ないし議案第19号について、市長から提案理由の説明を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)市長。
(森井秀明市長登壇)
○市長(森井秀明)ただいま上程されました各案件について、提案理由の概要を説明申し上げます。
初めに、議案第1号から議案第3号までの平成28年度各会計補正予算について説明を申し上げます。
まず、議案第1号一般会計補正予算の主なものといたしましては、国の平成27年度補正予算で創設された地方創生加速化交付金の申請に向けて、本市総合戦略で掲げた将来の都市像である訪れる人を魅了し、暮らす人にはやさしい、市民幸福度の高いまちを実現するための新たな取組となる明日の小樽を支える観光イノベーション事業費を計上したほか、ふるさと納税制度で本市へ寄せられた個人の寄附金を、寄附者の方々の思いを実現するための事業に充てるよう、適正に管理・運用するため設置するふるさと応援基金への積立金、保育士確保策として市立保育所を除く市内の保育所等へ新たに就業する常勤保育士に対して、被服費や家賃等の一部を助成する保育士就労支援補助金、介護療養型医療施設の特別養護老人ホームへの転換を図るため、施設整備費用の一部を助成する介護サービス提供基盤等整備事業費交付金、不登校児童・生徒に対し家庭訪問等を通じた学習支援や教育相談を行うため、新たに支援員1名を配置する不登校児童生徒支援事業費などについて、所要の経費を計上いたしました。
これらに対する財源といたしましては、国・道支出金、財産収入、寄附金、繰入金、諸収入及び市債を計上し、以上の結果、一般会計における補正額は、3億5,508万7,000円の増となり、財政規模は569億9,461万2,000円となりました。
次に、議案第2号及び議案第3号の特別会計では、港湾整備事業特別会計において、港町ふ頭分譲地及び隣接する市有地の土地売払い収入と売却予定地内にある国有地の購入や水道管の移設など、売却に必要な経費を計上したほか、住宅事業特別会計において、若竹住宅3号棟建替え工事の実施に向け、区分所有者等の移転補償費と移転後の建物解体工事費、建替えに係る設計委託費を計上いたしました。
なお、建物解体工事費については、工事が次年度にわたることから、債務負担行為として所要の経費を計上いたしました。
続きまして、議案第4号から議案第19号までについて説明を申し上げます。
議案第4号報酬、費用弁償及び実費弁償条例の一部を改正する条例案につきましては、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものであります。
議案第5号山林基金条例の一部を改正する条例案につきましては、塩谷4丁目所在の山林の一部の売却に伴い、地積を変更するものであります。
議案第6号ふるさと応援基金条例案につきましては、ふるさと応援基金を設置するものであります。
議案第7号市税条例等の一部を改正する条例案につきましては、地方税法等の一部改正に伴い、法人市民税の税率の引下げ、軽自動車税の環境性能割の導入、わがまち特例の特例割合の設定等を行うとともに、所要の改正を行うものであります。
議案第8号市営住宅条例の一部を改正する条例案につきましては、オタモイF住宅、オタモイF厚生住宅及びオタモイF住宅児童遊園を用途廃止するものであります。
議案第9号病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例案につきましては、小樽市立病院の診療科目として、血液内科、糖尿病内科、内分泌内科、腎臓内科及びリウマチ科を開設するものであります。
議案第10号市立小樽図書館条例等の一部を改正する条例案につきましては、市立小樽図書館、小樽市総合博物館、市立小樽文学館及び市立小樽美術館がそれぞれ設置する協議会の委員について、公募による委員を加えるとともに、所要の改正を行うものであります。
議案第11号不動産の処分につきましては、港町ふ頭の土地を売払い処分するものであります。
議案第12号から議案第14号までの動産の取得につきましては、ロータリ除雪車、災害対応特殊消防ポンプ自動車及び防火衣を取得するものであります。
議案第15号から議案第19号までの工事請負契約につきましては、山手地区統合小学校新築工事、山手地区統合小学校新築電気設備工事、山手地区統合小学校新築機械設備工事、手宮中央小学校外構・グラウンド整備工事及び北陵中学校大規模改造工事の請負契約を締結するものであります。
以上、概括的に説明申し上げましたが、なにとぞ原案どおり御可決、御同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(横田久俊)次に、議案第20号について、提出者から提案理由の説明を求めます。
(「議長、20番」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)20番、小貫元議員。
(20番小貫元議員登壇)(拍手)
○20番(小貫元議員)日本共産党者を代表して、議案第20号小樽市非核港湾条例案の提案説明を行います。
先月、核兵器廃絶に関連して、大きく二つの出来事がありました。
一つ目は、アメリカのオバマ大統領が被爆地を訪問したことです。現職のアメリカ大統領が広島を初めて訪問し、平和資料館を訪れ、追悼の献花を行い、追悼のスピーチを行って被爆者の方々と言葉を交わしたことは、前向きの歴史的な一歩となりました。この前向きの一歩を、核兵器のない世界の実現につなげる上で、核兵器の非人道性を正面から直視し、核兵器禁止条約の国際交渉を開始するという具体的な行動を行う必要があります。
二つ目は、スイス・ジュネーブの国連ヨーロッパ本部で、2日から13日、核兵器禁止条約など、核兵器廃絶に向けた法的措置を話し合う作業部会の第2回会合が開かれたことです。ところが、日本政府は、参加した約70か国の多数が禁止条約の交渉開始を支持する中、禁止条約の締結ではなく、既存の国際法による段階的な核軍縮を主張し、核兵器廃絶を永久に先送りする核保有国の代弁者というべき役割を果たしています。
この二つの出来事は、日本の核兵器に対する姿勢を明らかにしています。本来ならば核廃絶の先頭に立つべき被爆国が、核保有国による核抑止力論に立っており、被爆国としての役割を発揮できていません。このような日本政府の姿勢の下で、提案する条例案は港湾管理者として、小樽港に核兵器を持ち込ませないために、神戸方式である非核証明書の提出を入港する艦艇に求めるものです。
核兵器廃絶平和都市宣言の趣旨である核兵器廃絶の世論をさらに高めるためにも、条例案に御賛同いただきますよう、各議員にお願い申し上げ、提案説明といたします。(拍手)
○議長(横田久俊)ただいま上程中の案件のうち、議案第4号については先議することとし、直ちに採決いたします。
お諮りいたします。
議案第4号について、可決と決定することに、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)御異議なしと認め、さように決しました。
日程第3「休会の決定」を議題といたします。
お諮りいたします。
議案調査のため、明日から6月12日まで休会いたしたいと思います。
これに、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(横田久俊)御異議なしと認め、さように決しました。
本日は、これをもって散会いたします。
散会午前10時12分
会議録署名議員
小樽市議会議長横田久俊
議員石田博一
議員小貫元